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人気絵本作家ユニットtupera tupera(ツペラツペラ)による『おばけだじょ』は、2015年に発売され第8回MOE絵本屋さん大賞で第8位に選ばれるなど話題の一冊です。本記事では、対象年齢やあらすじ、実際の口コミからわかった子どもの反応、良い点・懸念点まで『おばけだじょ』の魅力を徹底解説します。
うちの子も2歳くらいのときから大好きな絵本で、もう一回もう一回と何度も読んでとせがまれました。
絵本の基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
タイトル | おばけだじょ |
作者 | tupera tupera(作・絵) |
出版社 | 学研プラス |
発売日 | 2015年7月14日 |
ページ数 | 24ページ |
判型 | 264×190mm |
ISBN | 978-4-05-204260-7 |
定価 | 1,540円(税込) |
電子版 | なし |
※2015年7月発売。当時の定価は本体1,200円+税でしたが、現在の税込価格は1,540円となっています。電子書籍版のリリースはありません。
あらすじ・内容
〈ちょっとこわい?でも最後はニコニコ〉
真っ黒な体にぎょろっとした目、ぎざぎざの歯を持つおばけが「こわいじょ、こわいじょ、おばけだじょ!」「たべちゃうじょ!」と襲いかかってくるところから物語は始まります。暗闇に浮かぶおばけの姿は一見こわいのですが、その正体には子どもも大人もびっくりの秘密が隠されているのです!やがて明かされる予想外の展開に思わず笑みがこぼれ、怖さが楽しさに変わります。おばけの絵は影絵のようなシルエット風で、不思議だけどどこかユーモラス。怖そうで怖くない、ユニークなおばけの世界が描かれた一冊です。
〈対象年齢は?ジャンルは?〉
出版社公式の対象年齢は3歳〜5歳となっています。ジャンルとしては「おばけ・怖いものが題材のユーモア絵本」で、ちょっぴりハラハラさせつつ最後は笑えるストーリーです。文章量は少なめで内容がシンプルなので、実際には1〜2歳頃から十分楽しめます。怖がる気持ちが芽生える前の小さいうちに読み聞かせを始めるのも良いでしょう。逆に年中〜年長くらいになってオチの意味が理解できるようになると、また違った面白さで盛り上がり、長く愛読できる絵本です。
選書理由
〈おばけ好きも怖がりさんも楽しめる!その5つの理由〉
- 子どもに人気の「おばけ」テーマ – おばけや怖いものに興味津々の子は多いもの。本作は怖そうに見えて実はユーモアたっぷりなので、「おばけ大好き!」という子はもちろん、怖がりな子でも楽しめる内容です。ハロウィン時期の読み聞かせにもピッタリでしょう。
- 大人も驚く意外なオチ – 二段構えのオチが用意されており、読む側のあなたも「そう来たか!」と驚かされます。単なる怖い話で終わらない予想外の展開に、大人も思わずクスッと笑えて、親子で共有できる爽快感があります。
- 読み聞かせやすく子どもがハマる – 文が短くリズミカルで、繰り返しのフレーズ「おばけだじょ」が耳に残ります。読み聞かせしやすい上に子どもも真似しやすく、一度読めば子どもたちは夢中になり我先にと絵本を離しません。《「もう一回読んで!」と何度もリクエストされる》という口コミが多数あり、リピート読み間違いなしです。
- 信頼の人気作家&高評価 – 作者は絵本界で人気のユニットtupera tupera。過去に「かおノート」や「やさいさん」などヒット作を手掛けており、本作も第8回MOE絵本屋さん大賞で第8位を受賞しています。さらに読者評価も非常に高く、Amazon平均☆4.5/5(レビュー250件以上)、楽天ブックス☆4.6/5(レビュー61件)と軒並み高評価。多くのパパママから支持されている点も選びたくなる理由です。
- 子どもとのコミュニケーション広がる – 読み終わった後も、子どもがおばけごっこをして「たべちゃうじょ!」と追いかけてきたり、「おばけだじょ〜?」といたずらに脅かしてきたり、《「おばけじゃないじょ!」とツッコミを入れて大笑いする》姿が見られます。絵本を通じて親子のやり取りが増え、想像遊びが広がる点も魅力です。
親の感想
〈最初はドキドキ、でも読んで大満足〉
実際に読み聞かせる親の立場から見ると、最初は「ちょっと怖すぎないかな?」と不安になるかもしれません。真っ黒なおばけの表紙に思わず身構えてしまいますよね。しかし、ご安心ください。読み進めればその不安はすぐに笑いに変わります。オチまで読めば「買ってよかった!」ときっと思える一冊です。実際、怖がりなお子さんを持つあるママさんも「表紙を見ただけで『こわい』と言われましたが、明るく声を出して読んであげると笑顔になりました」と述べています。あなたも読み聞かせの際は大げさなくらい明るい声で、おばけになりきってみると良いでしょう。怖がっていたお子さんも安心して物語に引き込まれ、最後は一緒に笑ってくれるはずです。
〈短くシンプルだから読みやすい〉
24ページと短めで文章量も少ないため、寝る前のちょっとした時間にも読みやすいです。テンポよく進むので、子どもが飽きる暇がありません。逆に「もう終わり?」と感じるほどあっさりしていますが、その分「もう一回!」とおねだりされることになるでしょう。何度要求されても、大人にとってもオチが秀逸なので繰り返し読んであげる苦労が少ないのも嬉しいポイントです。
〈ユニークな言葉遣いと絵の魅力〉
タイトルにもなっている「〜だじょ」という言い回しは、子どもにとって面白い響きのようで、読み終わった後も真似して使う姿が見られます。【「おばけだじょ?」に「おばけじゃないじょ!」と大笑いで返してくれる】子もいて微笑ましいです。また、鮮やかな赤と黒のコントラストが効いた大胆な絵にも引き込まれます。シンプルなシルエット画ですが、ページをめくる度に「これは何だろう?」と想像力をかき立てられるような仕掛けがあり、親の私も一緒にワクワクしてしまいました。絵と言葉のバランスが絶妙で、親子で会話しながら読むのにぴったりの絵本だと感じます。
子どもの反応
〈子どもウケ抜群!リピート確実〉
『おばけだじょ』はとにかく子どもの反応が良いです。その証拠に、Amazonのレビューには「子供たちがすぐに夢中になり、我先にと絵本を手放しません」という声や、「読み終わると『もーいっかい!』とアンコールをお願いされます」といった体験談が数多く寄せられています。《今ではみんなのお気に入りで、「おばけだじょ!」「もう一回!」と大人気の絵本です》というレビューの通り、一度読み聞かせればほとんどの子が「もう一回!」とリピートを要求するほど気に入ってしまうようです。
〈怖がる子も笑顔に、大盛り上がり〉
一方で、怖がりなお子さんの場合、最初は表紙を見ただけで「こわい…」と尻込みしてしまうケースもあります。しかし読み方を工夫すれば大丈夫。実際に保育の現場で読み聞かせをした方の口コミでは、「声を明るく、動きをつけて読んでみると、怖がりの子も笑顔になり動作を真似して楽しんでいました」とのこと。怖がっていた子もおばけの仕草を真似し始め、最後にはみんなで笑い合えたそうです。クライマックスでおばけの正体が明かされると、おしゃべりな子ほど「おばけじゃないじゃん!」と大喜びし、大盛り上がりします。「怖い→楽しい」のギャップが子どもの心を掴み、怖がりさんにも良い思い出になるようです。
〈幅広い年齢で楽しめる〉
口コミを見ていると、楽しんでいるのは幼稚園児だけではありません。1歳前後の赤ちゃんでも集中して見てくれたという報告があり、実際に0〜1歳児の読み聞かせに選ぶ保護者もいるようです。「怖い」という概念がまだ薄い時期なら、色のコントラストや繰り返しの音を純粋に楽しめるのでしょう。一方、年長〜小学校低学年くらいでも「オチがわかるとまた笑える!」と理解力に応じて別の楽しみ方ができるようで、まさに長く愛される絵本と言えます。兄弟姉妹で年齢が離れていても、それぞれが違うポイントで笑えるので共有しやすい作品です。
良かった点/気になる点
良かった点
- ハラハラする展開と意外なオチがあり、怖いものが苦手な子でも最後は笑顔になれる。子どもも大人も一緒にドキドキ・びっくりを味わえる。
- 絵のインパクト抜群! 黒いおばけのシルエットが真っ赤な背景に映えて視覚的に訴えるものがあり、幼児でも集中しやすい。
- 読み聞かせしやすい短文とリズム。繰り返しフレーズがあるので抑揚をつけやすく、聞いている子どもも次第に声を出して参加してくれる。
- 小さな子でも覚えやすいフレーズで、読み終えた後も真似して遊べる。実際「おばけだじょ」をマネして楽しむ子が多い。
- 何度でも楽しめるリピート力。結末を知っていても子どもは繰り返し読みたがり、《「もう一回!」コールが止まらない》ほどお気に入りになる。親も短いお話なので負担なく応じられる。
気になる点
- 黒いおばけのビジュアルに抵抗を示す子も。特に怖がりなお子さんの場合、最初に表紙を見て怯えてしまう可能性があります。ただし読み方次第で克服可能です(詳細は親の感想・子どもの反応参照)。
- お話が非常にシンプルなため、ストーリー性のある長めの絵本を求めている場合は物足りなく感じるかもしれません。どちらかというと「オチを楽しむ短編」のような構成です。
- 繰り返し読みたくなるがゆえに、親としては同じ本を何度も読むことになります。嬉しい悲鳴ですが、「もっとたくさんページがあれば…」と感じることも。
- 電子版が未発売のため、紙の本以外で読めない点は不便に感じる人もいるでしょう。お出かけ先でスマホやタブレットで手軽に…というわけにはいかないのでご注意ください。
- 定価1,500円程度は絵本として一般的ですが、ページ数24と考えると割高に思う方もいるかもしれません。しかし厚紙仕様の大型本であり、長く楽しめることを考えれば妥当な価格と言えるでしょう。
まとめ
『おばけだじょ』は、「怖いけど見たい!」という子どもの好奇心を満たしつつ、最後は笑って終われる安心感いっぱいの絵本です。読む前はドキドキ、読んだ後は親子でニコニコ。怖がりなお子さんでも明るく読み聞かせれば「おばけって怖くないんだね!」というポジティブな体験に変わります。シンプルながら計算し尽くされた構成で、低年齢から楽しめて飽きが来ません。もしあなたがお子さんの絵本選びに迷っているなら、ぜひ一度この『おばけだじょ』を手に取ってみてください。親子の笑顔が生まれる驚きと楽しさを、きっと実感できるはずです。
購入リンク
引用・参考URL
- PR TIMES(学研プラス プレスリリース)2016年1月13日:「第8回MOE絵本屋さん大賞2015」にて『おばけだじょ』が第8位に選ばれました
- 学研出版サイト『おばけだじょ』書誌情報ページ
- Amazon商品ページ『おばけだじょ』カスタマーレビュー
- 楽天ブックス商品ページ『おばけだじょ』レビュー欄